読書の秋 ~心を解き放つ~
こんにちは。クリグリコです。
このところ子育てに関する書籍を何冊か読んでいます。
そこで知ったのが「抱っこ法」という子育て方法です。
子供の心、そして母親の心を抱きしめることでため込んでいたもの我慢していたことを涙を流すことで解放するといった子育て方法です。(少しニュアンスが違うかもしれませんが、本を読んで私が感じたことはこうでした)
先日のブログでも書きましたが、子供が体調を崩してから「ぎゅして」とい回数が増え、求めに応じてぎゅを繰り返していたところ子供も私も落ち着いてきたように思います。
抱きしめることで心が通じているような感じがするのです。
今までも、甘えん坊の子供をむぎゅむぎゅしていましたが、回数が倍になったような気がします。
それとともに、パパにあまりくっつかなかった子供がパパがぎゅ~とくっついても嫌がらないようになってきました。
今、以下の二冊を読んでいるのですが、「なるほど」「そうだったのか」という気づきがとても多いです。
・心を抱きしめると子育てが変わる 萩原光著
・子どもの「泣く理由」がわかる本 安部秀雄著
どちらの本も「もっと早く読みたかった!!」と思いました。
でも、今だからこそ落ち着いて「そうだね。そうだったんだ」と感じることができたのかなとも思います。
私は子供の泣き声がどうにも苦手で、泣かれると私自身を責められているような気持になっていました。
新生児の頃からよく泣く子で、どうしたら泣き止むんだろう?ということばかり考えていました。
泣かせることがいけないことだとも思っていたので、少しでも泣こうものなら必死に泣き止ませようとしていました。
でも、思えば泣くことでいろいろな気持ちを発散していたのかもしれません。
1歳過ぎから癇癪が出始め、泣きだすと平気で1時間は泣き続けていました。
今思えば、子供なりの理由があり泣くことで私にわかってほしいと発信していたのかもしれません。
泣いた後はケロッとして、「え?泣いてたっけ?平気だよ~」という風にニコニコしていたことも思い出します。
幼稚園に入園したての頃は、行くのを嫌がり車に乗せるもの一苦労でした。
まるで虐待しているみたいだなと思いながら送り、迎えに行くと帰りの車の中でまた激しく泣いていました。
振り返ってみると、ただギュッと抱きしめて安心したかったんだろうなと思います。
私自身、せっかちで早く早くと動くタイプで、かつ先々のスケジュールを頭の中で組み立ててその通りに動かないと気がすみません。
そのため、泣かれるとスケジュールが崩れてしまうし、イライラしてしまうし…と悪循環でした。
子供がまだ乳飲み子だった頃、夜まとめて寝てくれないことに悩み、車で1時間ほどの場所で開催されていた助産師相談に行きました。
寝てくれないことがとてもつらいこと、私自身がずっと寝不足で参っていることを話し、断乳について相談しました。
すると助産師さんは一言「もっと子供のことをよく見てあげたらいいのに」と言ったのです。
その時私は、なんてひどい助産師さんなんだろう私がこんなに悩んでいるのにと思ったのですが、今あらためて考えてみると「子供が母乳を欲しているかどうか」と見極め、夜中に何度も目が覚めたときは「大丈夫だよ」とただぎゅっと抱きしめるだけでよかったのかなと感じます。
自分が渦中にあるとなかなか客観的に見ることができず、大変なことばかりに目がいってしまいますが、そうじゃないんですよね。
母乳を必要とするのも、そんなに長い間じゃないんだから自然に任せて子供がほしがらなくなるまであげればよかったのかな…。
夜中に泣くのも、何か不安があったからなのかな…。
ただ、あの頃は本当に余裕がなくて子供のことを見ながら自分のことばかりを考えていたように思います。
今、2冊の本に出会い少しずつ心を解き放つことができてきているように思います。
本の中に「幸せはいまここにある。未来にはない。今ここにある幸せに気づこう」といったことが書いてあります。
子供と遊びながら「洗濯物たたまなくちゃ」「夕ご飯作らないと」など考えるのではなく、遊ぶときは自分も子供に戻った気持ちで遊ぶ。
出かけたい時間に間に合わなかったが、でもそのおかげでスーパーのタイムセールに遭遇した。
日常の中の少しの出来事を幸せに感じることができたら、心にも余裕ができますよね。
実際に私も今日やってみました。
スーパーからの帰り道に、いつもひっかかる信号機があります。毎回ここで止まるんだよなと思っていたら、なんと青信号!その次の信号も青でスムーズに帰ってこられました。
ほんのちょっとしたことですが、すごくうれしくて幸せで、帰ってきてからの家事がはかどりました。
少しずつ、少しずつ。
心に余裕をもって子供とニコニコ笑顔で接していきたいです。