ママは毎日反省

二児を育てる30代母。日本海側県在住。毎日息子とのコミュニケーションに四苦八苦。息子とのこと、子連れスポット、絵本について書いてます。

アルバムを見て、うずいた心

こんにちは。クリグリコです。
昨日に引き続き、私がすんでいる場所は秋晴れで心地よいです。
裏のお家のお庭から金木犀のやさしい香りが流れてきて、あぁ秋だなぁと感じています。

先日から体調を崩していた子供は、今日から元気に園へ行きました。
休んでいた間、いつもより多く抱き締めたりむぎゅっとする回数も時間も増えました。
そのことで、私も子供も気持ちが通い、良い感じで過ごせています。
言葉を交わさなくとも抱き締めたあたたかさで感じるものはたくさんあるなぁとあらためて思っています。

さて、昨日、子供と一緒に昔からのアルバム(といってもフォトアルバムです)を見返しました。
なん十冊もあるアルバムを一枚一枚めくりながら、あそこに行ったねここに行ったね、あんなことがあったねと話しました。
思い返せば子供との思い出はほぼ、今住んでいる場所ではなく以前住んでいた少し(かなり?)田舎の場所でのものです。
園に入るまで約3年9ヶ月を日々毎日一緒に積み重ねてきました。
子育て支援センターに毎日のようにいったり、天気の良い日はお散歩をしたり、近所で泥遊びをしたり、車で公園に行ったり。
思い返すとどれもかけがえのない思い出で、かけがえのない日々です。
あの頃は子供のことで迷うことばかりで、辛く悲しく自分を、そして子供を責めていました。
どうして?なんで?どうしたら?どうしよう?ばかりで、答えなんてないのに答えばかりを求めていました。
アルバムをめくりながら、その日々の記憶がよみがえり、苦しいような懐かしいような不思議な気持ちになりました。
以前住んでいた場所は、ほとんどが未満児で保育園に預けて働くママさんで、公園に行っても、子育て支援センターに行っても、ママさんが子供を連れているよりもおじいちゃん・おばあちゃんが子供を連れていることが多かったです。
そんななか、なかなか子供のことを話せる人もおらず、かといって約束をして遊ぶような人もいなかったため、本当に子供と一対一で過ごしていました。
行く場所も限られていましたし、閉鎖的な雰囲気に何度も気持ちがふさいだことを覚えています。

私の子供は良くいえば元気がいい、はっきりいってしまえば落ち着きがなく目立つ行動が多かったため、子育て支援センターの常連さんたちにも「ああ、◯◯くんね。ママは大変ね」という風に思われていました。
目が離せないためママ同士の世間話もできませんでしたし、申し訳なさすぎて公園などに一緒に行こうと誘うこともできませんでした。

今は子供もだいぶおちつき、集団行動もできますしお友だちとのやりとりも上手にできてきています。
最初からずっとこの場所で子育てができていたら、違っていたことがたくさんあるのでは?とも思いますが、あの頃があったからこそ今の子供や私がいるんだ、と納得しています。

今の場所に来てから、頑なに以前住んでいた場所へ行きたがらなかった子供が、アルバムを見たからなのか「またこの公園に行きたいね」などと言うようになりました。
雪が降る前に、お弁当を持ってあの公園に行きたいねと話しました。

まだ、思い出すと心の奥がうずいて自然と涙がこぼれるのですが、成長した子供と訪れて、「この場所で過ごした日々は宝物だね」と笑い合えたらいいなと思います。